La vie en rose ・・・ 歌うこと・生きること・楽しむこと


ソプラノ歌手の森朱美。13歳と10歳の2児の母でもあります。人生最後の日に「La vie en rose!」といえるようになれたら・・・と日々奮闘中!
by moriake
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ハムマガ9

ハムマガもいよいよ大詰め!
最後の更新になってしまうかな…
お稽古の合間に合唱の方々に「ハムマガ楽しみにしてます!」って声をかけられ「えっ?え~~っ!はずかし~」と赤面…現場では気づかれないようにしてたのに…

本日は1回目のオーケストラとのリハが無事終わりました。このところ苦悩の日々を送ってたのでホッと一息です。これからはずっとオーケストラと歌える!嬉しい!今更言うのもなんですがオペラ「ハムレット」音楽カッコいいっす!木管金管楽器の活躍には目を見張るものがありますし、悲劇ではありますが、幕開きから祝典のファンファーレへと流れていくさまは雅で華やかです!いきなりオーケストラが魅せてくれますよ!神奈フィル最高!マエストロの棒も冴え渡ります!
●オペラ初参戦の皆さんへ マエストロとはイタリア語で専門分野における巨匠、先生に対する敬称です。音楽界では主に指揮者や名演奏家に対して使われます。その昔フジテレビで三上博史がマエストロ!って呼ばれてた熱血ドラマありましたね…えっ覚えてない?!…15年位前の話です…汗

現代の私達は「ハムレット」(1868年)以降のオペラの名作を知っているので、この時代の音楽に触れた時にドラマに物足りなさを感じることがあります。「ボエーム」や「蝶々さん」なら泣けるのに…なんて。
それはその通り!ハムレットに感情移入して泣く人はいないでしょう。オフィーリアの死さえもミミの最期のようには泣いたり出来ません。しかしこの時代の様式の中でもっとも劇的にそしてロマンティックに描かれたオペラ「ハムレット」。この典雅な音楽に浸る時、日常の喧騒からスーッと離れたところに私たちを誘ってくれます。そして「生きるべきか~死ぬべきか~それが問題だ~~」なんて少し想いにふけってみたりして。

ハムハムハムハム

最後に生オペラ初挑戦のあなたへ!

よく質問されるのですが…
ちょっと緊張する拍手のタイミング(笑)
ご安心ください!
作曲家トマ先生はそれぞれの場面の最後に「はい!終わりましたよ!」と言ってるかのような音楽を付けてくださっています。
歌舞伎のように屋号を叫んだりする習慣はありませんが 、劇場の雰囲気も楽しんでくださいね!

ちなみにドレスコードもありません!

あっ!クーラーは恐らくガンガンきいてると思われます。
お気をつけくださーい!

…とどうでもいいような話になってきたと言うことは…ネタギレですね!汗

当日はまだまだ残暑が厳しい頃だと思います。
どうぞお気をつけていらしてください!

まだ悩んでるそこのあなた?!

チケットまだまだ間に合いますよ~!

非公開コメントで承っておりますよー!

合唱のみなさ~ん!がんばりましょうね~~~!
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by moriake | 2013-08-24 01:14 | 歌うこと

ハムマガ8

その昔クインシー・ジョーンズがマイケルに言ったそうな・・・
「迷ったら音楽を聞け!」と。
「壁にぶつかったら楽譜に立ち戻れ!」とおんなじだ!

先日の来日ライヴでクインシーはまだまだ元気なお姿を見せてくれたそうです。
プラッソンといいクインシーといい…恐るべし80歳!

ハムハムハムハム

こちらの稽古も佳境に入ってまいりました!
この時期の私は芝居と音楽のバランスがグラつきます・・・
芝居の可能性を色々と試してつい無茶をしてしまうのです・・・
指揮の岩村さんには「ごめんなさ~い!」って言ってばかりです・・・はぁ。
「打合せとちゃうやん!」と内心思っても「大丈夫大丈夫!」って言ってくれます・・・仏

さて今回は、稽古が進むに連れて私の中で大きくクローズアップされているテーマについてお話します!

息子ハムレットと母ガートルードの濃厚な母子関係について。

原作のほうでもザックリ言って母親の再婚を受け入れられないのはハムレットがマザコンだからだという見方は定番となっています。

ガートルードは一人息子のハムレットを溺愛しています。オフィーリアの事も我が娘のように可愛がっています。息子を持つ母親の最大の試練は息子の結婚!この疎ましい出来事を自分の采配によって満足できるものにするという事は子離れできない母親の最大のテーマです。そしてその後も自分の存在を誇示することが出来ればそれに勝る幸せはない!息子の愛するオフィーリアを可愛がることは息子の機嫌をとることにも繋がりますし・・・。

私がなぜガートルードのハムレットへの愛をこんな揶揄した言い方で解説するかはトマの音楽から読み取れます。ガートルードが心配したり世話をやく場面でバックに流れる音楽がどことなく場違いな感じだったり、ハムレットやオフィーリアを苛立たせるものとなっているのは、まさにトマがその効果を狙ってのことだと思います。

息子は可愛い・・・
いくつになっても頼りない・・・
誰かが助けてあげなきゃ・・・
私が息子を守る!

このような思考回路に落ち入ったら抜け出すのは難しい・・・

息子を持つ母として他人事ではない!・・・汗

少し前にPTAの育児関連の講演会を聞きに行きました。
日頃この手のものに関心が薄い私にとってはとても新鮮でした。
とても有名な先生らしく会場は満席で大人気でしたよ。

テーマはズバリ「10歳児の育て方」

10歳で接し方を切り替えなければ手遅れになる!
と脅かされ、女子には女子向けの男子には男子向けのやり方がある!と。

誰よりも(・・・世の夫たちよりも)ママの気持ちをわかってくれる先生で、ちょっと引いた目で参加してる私でさえ「先生!ほんとにそうなんですー。」って言いそうになりました。
ママの気持ちを鷲づかみにした後で「お母さん!それは間違ってますよー!」ってバッサリ斬ります。上手い!普通ならカチンッとくるダメ出しも「あ~そうよね~」って素直に入ってくる。

印象に残っている言葉は・・・

「女の子は基本的に強いんです。幼稚園時代から友達関係でチクチクと遣り合って危機に遭遇し、自然と社会性を身につけていきますから。」「~~すべき!と常識や正しいことを押し付ければ反発します。母は偉い人間じゃない!生身の女として、人生の先輩としてありのままの姿を見せる。」「そして娘の幸せな未来を同じ女という立場でサポートしていく。」

「男の子は弱いです。」「男は論理的な生き物です。生れつき正義感があります。まだ未熟なこの時期不条理なことに対応するのが難しい。」「でも母は包み込んでいるその手を開かなくてはいけない!」「頼りなくて心配でも息子を包み込んではいけません!」

あくまで私の解釈で綴っておりますのでご容赦を!

授乳期が過ぎ・・・歩けるようになり・・・一人寝ができるようになり・・・と子供が母の手から少しづつ離れていく事は何より喜ばしい事ですが、母としてはどこか寂しい気持ちがあります。

「僕はね・・・ママと結婚するんだよ!チュッ!」
って本気で言ってた顔は忘れられません・・・涙

でも今では「僕はクラスに3人好きな女の子がいるんだ!お姉ちゃんは何人?」
という会話に変わりました。

こうしてすくすく大きくなっていくのだぁ・・・

でもヒゲが生えてきて汗臭くなる日が来るなんてまだ信じられない・・・きゃ~!

なんてことを考えながら・・・

ハムレットとガートルードの凄まじい親子バトルのシーンの白熱した稽古をぼーっと眺めておりました。


何歳まで一緒にお風呂入れるのかなぁ・・・
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by moriake | 2013-08-15 13:09 | 音楽のこと

ハムマガ7

娘が10歳の誕生日を迎えた日。10年前の自分を久しぶりに思い出しました。何も変わってないようで・・・いやいや!良くも悪くもすっかり変わってしまいました。びっくり!でも腕の中にすっぽり入ってた赤ちゃんがこんなに大きくなってツンとお姉さんぶって立ってるのを眺めるほうがもっとびっくり!10年前に突如私の前に現れた宝物!思春期目前で難しい年頃になってまいりましたが、まだまだ無邪気で可愛い笑顔に癒されます。薄情な母はお誕生日にオペラの稽古・・・本当にごめんね。

おっと!ハムマガでしたね。

ハムハムハムハムハム

今回はお盆休み直前の疲れた体に優しい内容で、登場人物の名前のおさらいで~す!

まずは…アムレット!
はい!フランス語はHを発音しませんのでハムレットはアムレットです。
歌の中では「アムレ~~」と聞こえて来るはず。あるCDではあえてHを発音して録音してるものもありますが、無理やり「ハッ」と発音するのは音楽の流れの妨げになって美しくないように思います。

次に…オフェリ。
はい!オフィーリアです。「オ」から始まる名前なのでその前の単語によって「~ゾフェリ~~」とか「~ドフェリ~~」と聞こえてくるのでちょっと不気味な感じ(笑)

オフェリのお兄さんレアティーズは・・・ラエルトです。
親友のホレイショはオラスィオ・・・

でも字幕は英語の定番の発音で記載されますのでご心配なく!

あとは名前ではないのですが王様の事を「Sireスィール」お妃を「Madameマダム」などと呼びます。

それから、ハムレットが狂った芝居を始めるとオフィーリアを突き放すために「TU親称」ではなく「VOUS敬称」で話すようになったり、亡霊を父親だと確信した瞬間ハムレットは「VOUS」から「TU」に切り替え親子の会話になります。なかなか聞き取りにくいとは思いますが、ハムレットの心情の変化とともに違いを感じていただけたらちょっと面白いかもしれません。

立ち稽古は粛々と進んでおります。先日は漸く「狂乱の場面」に入りました。
ちゃんと歌うことで精一杯な場面ではありますが、オフィーリアの感情の起伏の音楽と動作がピッタリ合った瞬間に技巧的なメロディが自然な心の叫びになります。ふわっと声が空に羽ばたくような感じ。これがオペラの醍醐味。

演出の佐藤美晴さんは若手女流演出家です!
女性が演出する「ハムレット」って珍しいような気がするのは私だけかしら・・・
勿論ハムレットの苦悩が物語の中心なのですが、最愛の母と恋人オフィーリアという存在についての考察は女性ならではのものがあります。

本番をどうぞお楽しみに!

まだまだチケット絶賛発売中!!!


楽しい夏休みを!
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by moriake | 2013-08-08 15:00 | 歌うこと

ハムマガ6

さぁ!オペラ「ハムレット」までいよいよ一ヶ月となりましたーっ!ハムマガもお陰様で6回目。
今回は原作に描かれていないオペラならではの名場面をご紹介いたしましょう!

049.gif「ハムレット」の聴きどころ「その9」 【第一幕 ハムレットとオフィーリアの愛の二重唱】
開演してから約15分後!すぐですよー!

喪が明けぬ間の母親の再婚によりハムレットは既に女性という生き物に不信感を抱いているのですが、オペラではオフィーリアの純粋な愛にハムレットは一筋の希望を持ちます。
彼女の真っ直ぐな愛を受け止め、ひとときの甘い時間を過ごすのです。
これぞオペラ!と言うにふさわしい、恋人たちの対話です。
「光を疑え!太陽を疑え!でも俺の愛は疑うな!」
ひぇ~!!ハムレット様カッコ良すぎ~・・・汗
はじめオフィーリアは「最近ちと冷たいやろ」とチクリチクリしますが
最後にはうっとりハムレットの腕の中です。

オペラのお約束のようなただの愛の2重唱と思われがちですが、このシーンは意外と大事です。オペラではオフィーリアが狂乱するに至る原因がハムレットの心変わり、ハムレットのご乱心のみということになっているので・・・(原作では父親が殺されるという事件がありますがオペラにはない!)ここでしっかりと強い絆を表現しておかないとその後のオフィーリアの嘆きがチープなものになってしまいます。また、このオペラ全編を通して唯一のロマンティけックな場面ですから、お楽しみに!
・・・そういえば、バリトンさんとの愛の2重唱は滅多にないかも・・・

このシーンでハムレットはオフィーリアに愛を誓ったにもかかわらず亡霊に出会ってからは
オフィーリアを拒絶し彼女を侮辱していきます。そして原作でも有名な場面「尼寺へ行け~!」になるわけです。
049.gif「ハムレット」の聴きどころ「その10」 【第3幕ハムレットと王妃とオフィーリアの3重唱】
この場面でのハムレットははっきり言って鬼です。
「アレー!ダンザンクロワートゥル!アレー!オフェリ!」
(尼寺へ行けー!行け!オフェーリア!)
オフィーリアはズタズタです・・・
この訳詞は定番の日本語訳で尼寺ですが修道院ということです。


あとは・・・悪役大王クローディアスの後悔のアリアは前回ご紹介しましたね。バス歌手の見せ場です!

あとは・・・ハムレットの学生時代の友人ローゼンクランツとギルデスターン。原作では王の手下のような鼻につく役回りで最後は陰謀に巻き込まれイギリスで処刑されてしまいますがオペラでは登場しません。

それから・・・オフィーリアの兄レアティーズは、父と妹をハムレットのせいで失い激怒。
原作では上手く王に丸め込まれてハムレットを殺すための決闘の相手となりますが、オペラではいよいよ決闘か!という瞬間にオフィーリアの葬儀の一行が通りがかり、決闘は中断され最後まで死なず幕となります。

因縁のノルウェーの王子フォーティンブラスも登場しません。

最後はハムレット王子が亡霊の指示するままに王を殺し「私が王だ!」
と言い切り幕となります。

この辺の場面は立ち稽古が進むにつれて面白いことになって行くのだと思います!
お楽しみに!

ではでは明日の稽古に備えて
おやすみなさ~い!
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by moriake | 2013-08-01 01:51 | 歌うこと

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ソプラノ森朱美Akemi Mori Sopranoで検索ください!

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