La vie en rose ・・・ 歌うこと・生きること・楽しむこと


ソプラノ歌手の森朱美。13歳と10歳の2児の母でもあります。人生最後の日に「La vie en rose!」といえるようになれたら・・・と日々奮闘中!
by moriake
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新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます!

昨年も大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
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美味しいお餅を食べてる間に・・・
告知が大変遅くなってしまいましたが・・・

2月のお知らせで~す!

9か月ぶりの出演!
恵比寿アートカフェフレンズです!

様々な企画をお送りしてきた「森朱美ソプラノライヴ」

お客様のお陰で6回目と相成りました!

今回は2月15日(土)1時半~

なんと!ちまたではバレンタインデイの翌日!
(たまたまです・・・汗)

それにちなんて今回のテーマは・・・

「男と女パート2」

前回お越しのお客様は覚えておいででしょうか?
「男と女」をテーマに切ない切ない女心をこれでもか!
というくらいお送りいたしました。
「もうどん底過ぎます~」などの感動の(絶望の?)声をいただき恐縮至極。

今回はゲストにテノールの水船桂太郎さんをお迎えしてヴァージョンアップ!

ソプラノVSテノール
恋愛の歌合戦~!

オペラの主人公たちはいつも恋煩い・・・

叶わぬ恋に嘆く恋人たち・・

男の都合・・・女の執念・・・それぞれの言い分・・・
男もつ~らいけど女もつらいのよん(矢野顕子作「ラーメン食べたい」より引用)

ということで、オペラや歌曲の名曲からドドーン!とお送ります。

初めての方でも大丈夫!

お話を交えてのコンサートです!

土曜のお昼ごはんを食べがてら・・・

ご家族とお友達と・・・もちろんスウィートな恋人と!

恵比寿アートカフェフレンズへお越しくださいませ!

西口駅前です!
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# by moriake | 2014-01-06 14:46 | 歌うこと

プーランクとヴェルディ

今回のテーマは・・・オペラ!
記念年に相応しくまずはこの方イタリアの巨匠ヴェルディ!
そしてもう一方は・・・
残念!ワーグナーではありませ~ん!
没後50年フランス代表フランシス・プーランク!

先日親愛なるプーランクのオペラ「カルメル派修道女の対話」を聴きに行きました。
東京シティフィルの定期公演で演奏会形式ではありましたが、全曲版を楽しめる貴重な機会でした。

とはいうものの・・・

彼のこの作品は世の中に星の数ほどあるオペラの中でも最も深刻で重いテーマを持っています。
ですからいつも客席に座るたびに、すーすーしてくる首周りをさすりながら「また来ちゃった~。」と思います(笑)
フランス革命後の1793年7月17日に革命広場で行われた死刑でギロチンに掛けられた16人の修道女のお話だからです。因みにオペラで有名な詩人アンドレアシェニエは25日だったそう・・・涙。

なのに度々足を運んでしまうのは・・・なんだかんだ言って音楽が好きなんです。
彼の次作のオペラ作品となるモノオペラ「人間の声」で更に輝きを増す独特な旋律モチーフが散りばめられていて兎に角たまらなく美しい・・・しかし一転!前修道院長の臨終の場面の壮絶さ!信仰の極みを尽くした院長が「死が怖い~!」と猛獣の如く取り乱すシーンは見てはいけないものを見てしまった感じ・・・終幕の「サ~ルヴェレジ~ナ~~」の祈りが始まると胸が苦しくて目を開けていられません。そして「シャーーッ!」という恐怖の刃音。カトリック信者ではない私がえぐられるような哀しみになるのですから、初演当時のヨーロッパでどんなに大きな反響があったか想像できます。

プーランク渾身のこのオペラ、ミラノの出版社リコルディの依頼によって動き出しました。
台本となったベルナノス作の戯曲「カルメル派修道女の対話」を手にした時、彼はむさぼる様にページをめくってこう言ったそうです。「これこそ私にぴったりだ!」と。彼はこう見えて(どう見えて?)楽しい音楽でパリジャン的な洒落者の一面もありますがカトリック教徒で沢山の宗教曲の傑作を残しています。

それから2年間修道女たちに憑りつかれたように仕事に没頭し、1957年にミラノ・スカラ座でイタリア語版を初演。それが大当たり!数か月遅れてパリ・オペラ座にてオリジナルのフランス語版を初演しました。3管編成による大規模なオペラです。その後相次いでドイツ、イギリス、スペイン、スイス・・・各国で上演され大喝采を浴びた歴史をみると、この作品の凄さが分かります。

音楽は前作「ティレジアスの乳房」とは打って変わって大変デリケートで抒情的。ときに官能的過ぎやしないかと思わせるほどの色彩豊かなオーケストレーション。完璧な朗唱法(デクラマシヨン)・・・これはオペラではとても大事です。芝居のセリフにどんなメロディーをつけるか?という事です。


おっとっとっと・・・

この辺でプーランクを終わりにしないと先に行けません。
プーランクが如何に魅力的な作曲家であるかという事はのちのち・・・
箸休めに・・・15年ほど前パリのオートゥイユ界隈のマルシェの古本屋で偶然見つけた私のお宝を紹介!
オペラの台本となったベルナノスの戯曲本です。挿絵がとても渋い!(写真が大きすぎてすみません!小さくしたいのに出来ない・・・)
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さて・・・ジュゼッペ・ヴェルディは言わずと知れたオペラ界の巨匠です!
有名人なので私の解説は端折りまして。

先日生誕200年記念ガラコンサート@文京シビックホールに行って参りました!
こちらもオーケスラ伴奏で演奏会形式(合唱付き)。ただこちらは彼のオペラ作品の中から名場面のみを演奏するコンサートでしたので、個々の作品についてというよりヴェルディのオペラの魅力ってなんだろう?としみじみ味わう時間となりました。初期の作品から今回は「オテッロ」まで。プログラムを辿ると音楽と様式の変化が手に取る様にわかります。もっとも有名な「椿姫ラ・トラヴィアータ」や「リゴレット」は前期「ドンカルロ」「アイーダ」は後期の目玉!

オペラの歴史を見るとイタリアとフランスは昔から度々どちらの国のオペラの方が優れているかと争っていましたが、パリはイタリアの最新流行をいち早く紹介したのでフランスの作曲家はイタリアオペラから多くを学んでいます。イタリアオペラのみを上演する劇場「イタリア座」が「オペラ座」の人気をすっかり奪った時代もありました。オペラ座の低迷期を救ったのはロッシーニですし。ピアノの貴公子ショパンはパリでイタリアのベルカントオペラにすっかりハマった一人。その歴史に燦然と輝くのがヴェルディです。
そういえば先日の「ハムレット」というオペラはヴェルディの「ドンカルロ」のパリ初演後、間もなくの初演ですから具体的に多くの影響を受けていると思われます。(余談ですが、今回のドンカルロの演奏が始まるや否や隣席の娘がここハムレットと同じ!って呟いた・・・オヌシなかなかな奴!)

で、ヴェルディよりも後の時代に生きたプーランクはどういう立ち位置かと申しますと・・・
ドビュッシーが到達したフランスオペラの極みを受け継ぎつつ新たな輝きを与えた作曲家といったところでしょうか。(まとめ過ぎ・・・汗)

ドビュッシーは従来のオペラのカンタービレ(よく歌ってという意味)を一切排除し、セリフを語るように歌うべき旋律を書きました。その緻密さは半端ない!歌手は決して声を張り上げ朗々とて歌ってはいけません。言葉のニュアンスを的確に表現したときにだけドビュッシーのオーケストラと溶け合い歌がドラマになります。

ここだけ読むと「イタリアオペラを否定しているのか!」とムッとされる方もおいでかと・・・汗。

確かにヴェルディのオペラでは見せ場の高音で美しい声を長~~く伸ばしたり、装飾的な旋律を歌う場面がたくさんあります。初期の作品などはドラマと照らし合わせると「なんでこんなにポップな伴奏になっちゃうのかしら?」って時もありますが、彼はイタリア語の朗唱法を極めた名人です。なんといってもメロディメーカー!そしてドラマメーカーです!感動させる術を知っているし、ヴェルディの音楽を自在に操れたなら歌手冥利に尽きると言いきれるほど魅力的です。

プーランクはフランス語を全く歪めることなく音楽にしましたが、何よりも歌手の声の響き方を考えて作曲していたそうです。歌を愛してたのですね。まずは声ありき!高音は響きやすい母音にしなくては!と友人への手紙に書いています。プーランクの歌は常にカンタービレ!これで声に厳しいスカラの聴衆を唸らせた訳がわかります!

今回2つの公演を見て・・・
ヴェルディにはヴェルディの音楽に相応しい声!プーランクにはプーランクの音楽に相応しい声がある!とあらためて感じました。それぞれの音楽やドラマにマッチした声を持ち、更にスタイルにあった表現方法を身につけている歌手により作品が輝くものになるのだと。今回の2つの公演は日本人歌手によるものでしたが、素晴らしいキャスティングでした。

東西オペラ界の最高峰!ヴェルディとプーランクのお話でした!
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# by moriake | 2013-10-29 22:58 | 音楽のこと

メロディ

季節は秋になりました
ありえない猛暑が続いても
秋は秋!
私の食欲が季節を教えてくれます!

日頃の小さな出来事はFACEBOOKで済ませこちらはすっかりご無沙汰してしまいました

私は元気です!
今はオペラから一転!フランス歌曲に浸かる日々を送っております

詩と音楽の世界を行ったり来たりするのは実に楽しい!
甘いものとお煎餅を交互に食べるのに似ています・・・笑
歌曲の世界は難しそう・・・詩や思想が分からなきゃ楽しめないんじゃない?
と思ってるあなた?!大丈夫ですよっ!
この私が楽しめるんですから・・・笑
大学3年20歳の春からこの世界にのめり込みはや〇〇年・・・
まだまだ「恋とはどんなものかしらbyケルビーノ」の身空で
ずいぶん大人びた(ときにはエロい…汗)詩を歌っておりましたが
最近は少し(?!)大人になってを詩の深い味わいを感じられるようになりました

フランス歌曲の黄金時代は19世紀半ばから100年くらい

ドイツ歌曲の世界より少しピークが遅かったみたい
フランスではルネッサンス以降いい詩が生まれにくくなってしまったようです
もっとも中世ではみんなシンガーソングライターで詩人と作曲家は同じ人だったのに
だんだん分業になっていったんですね!

歌曲は「詩と音楽の幸福なマリアージュ…」とはよく言ったものです
「ワインとチーズのマリアージュ」と同じですね!

先日、某千駄ヶ谷にてフランス歌曲研究会があり仏文の講師の先生がフランス近代詩について詳しくお話してくださいましたが、フランス詩は昔ガチガチに規則を作り過ぎて「こうやればいいんでしょ!」的な形に縛られた低迷時代が長かったそう。モリエールなどの芝居の中にも詩を読む詩人のパロディが出てくるくらいですから相当な荒れようだったのでしょうか・・・。そこへ「レミゼラブル」でお馴染みのヴィクトール・ユゴー大先生が現れ、ロマン派、高踏派、象徴派の名詩人たちの黄金時代へと続いていく。(←アバウト過ぎるまとめ方…汗)

フランス歌曲というと皆さんはどんな作品をおもいだすかなぁ・・・

やっぱりフォーレ作曲の「夢のあとに」ですかねぇ?
チェロでもヴァイオリンでも良く演奏しますからお耳にしたら「あ~知ってる!」ってなると思います。

おフランス的でメランコリックなこの作品・・・
いかにもフランス歌曲らしいと感じてしまいますが
なんと!作曲家フォーレはイタリアのカンツォーネを意識して作ったそうです
どこがじゃ~!
でも本当なのです・・・汗
テノール歌手でもあるビュシーヌ氏がイタリアはトスカーナ語の愛の詩を仏訳してくれたとの事
こう見えて(どう見えて?)フォーレはイタリアに強い憧れを抱いていたのです
失恋の痛手を負った30代の若きフォーレはその苦しみをこの作品にぶつけました
「私は幸せな夢をみた・・・あなたは神々しい光に包まれていた・・・あなたは私を呼んだ・・・そして二人は旅立った・・・光に向かって。そして悲しい目覚めが訪れる。おお夜よ!返してくれ!戻ってきておくれ!神秘な夜よ!」(←こちらもアバウト過ぎ・・・汗) 

私のところにレッスンにいらっしゃる方はよく「夢のあとに」を持っていらっしゃいます!
皆さん大好きなんですね~!!
ちなみに「ハバネラ」「ジュトゥヴ」「宝石の歌」・・・と人気ランキングは続きます!

でも「夢のあとに」は難しい・・・
本当に難しい・・・
いまでも私の本番にのせたくない曲ランキングの上位に君臨しています・・・涙

まぁフォーレの歌曲全般に言えることですが・・・
本当に素敵な曲なのになんとも言えず歌いにくいところがあります
(私が苦手なだけです。上手に歌われる方は沢山いらっしゃいます)
これをいつか克服してやろう!と燃えるのですがいつになることか・・・

来年は少しまとめて歌う機会があるのでピッチを上げて研究していきたいと思っています!

あれ?今日は今一番好きな歌曲のお話をしようと思ったのに・・・

残念!

また近いうちにお会いしましょう~!

秋の夜長は・・・美味しいフランスワインとメロディとともに・・・

注1:「メロディ」というのは・・・「メロディフランセーズ」の略。「フランス近代歌曲」のフランス語の言い方です
「ドイツ歌曲」を「リート」と呼ぶのと同じにようにつかいますので覚えておいてくださいね~!

最後に・・・
こちらは「フランス歌曲ってなぁに?」というお友達に素敵な素敵な世界をご紹介するためのブログです!ご専門の皆様におかれましてはくれぐれもその旨ご理解くださいませ!合掌
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# by moriake | 2013-10-17 00:38 | 音楽のこと

アーティストとミューズ

いつの間にか一週間経つと更新しなきゃってムズムズするリズムになってました(笑)

さてこちらはハムレットの翌日から二学期が始まりましたが
初日から目覚ましをかけ忘れる始末…
奇跡的になんとかなったとは言え相変わらず綱渡りの生活です…汗。
全くリズムを取り戻せないまま、先日は夏休みに出来なかった小旅行へ。

せっかく海辺に行ったのに嵐…。
浜辺で蟹になる予定が急遽変更で静岡県沼津に程近い「クレマチスの丘」に行きました
この辺りは晴天!!。
巨大な自然公園の中にはベルナール・ビュフェ美術館、ヴァンジ彫刻庭園美術館などの文化施設、セレクトショップ、レストランなどがあります。
特に取り立ててビュフェ好きでも彫刻好きでないのですが、以前からっずーっと気になっていたのでラッキー!
地方の美術館は広いスペースを贅沢に使って作品を飾るので気持ちがいいですね。
敷地全体がとてと感じのいいレイアウトでリゾート気分も満喫できる良い空間でした。
ビュフェ美術館には「こども美術館」が併設されており体験型の作品もあります。
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今開催されてる企画展はこちらです。「木」にまつわる絵本なども沢山展示してありました。夏休みが終わってとても静かでいい感じ。
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ベルナール・ビュフェは1928年パリ生まれ。ドイツ軍に占領されたパリで戦争の不幸も経験してますが、戦後の文化の復活期に若くして才能を開花させた人です。その作風はとても直線的で陰鬱な印象。キュビズムが時代の流れを作っていた時代に具象的な作風に敢えて拘った人です。黒い墨で力強く縁どられた人物や建物は一度見たら忘れられない。彼の初期の個展には巨匠ピカソやマチス、ジャコメッティ、コクトーなどがこぞってリサーチに来たそうです。私達がモノクロ写真で見る、パリ左岸サンジェルマンデプレのカフェドゥマゴやフロールに才能ある芸術家や哲学者が集っていたあの時代ですね!・・・ウッディアレンのちょっと前の映画『ミッドナイトインパリ』みたいな・・・

暫く作品を見ていくと・・・なんとびっくり!私の大好きなオペラ『人間の声』(プーランクのモノオペラ)をモチーフにした作品がありました。コクトー脚本なのでコクトーの挿絵やポスターはよく見るのですが、ビュフェも描いてたのだ!知らなかった!LP版を一回り大きくした紙にドライポイントで20枚以上の連作作品、電話機が描かれた表紙から始まり、ドラマ場面の挿絵とテクストが描かれた力作。圧巻!(作品の写真は掲載できないのでお土産でGetしたECOバッグのプリント柄でご紹介(笑))
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代表作ではないのでほとんどの人はさらっと通り過ぎて行きますから、張り付いて離れなかった私は作品を独り占め!更にブティークでその作品が載っている本もGetしてご機嫌!
『ビュッフェとアナベル』(翻訳本ではなくビュッフェ美術館が監修したオリジナル)
作品の紹介、彼の生涯、時代背景をお宝写真と共に綴ったとても素敵な本でした。
アナベルって誰?って・・・もちろん大恋愛をして生涯彼のミューズとなった素晴らしき女性の事です。
ベルナールはマニッシュな魅力を持つモデルであり執筆家の彼女の虜になり多くの作品を生み出した。
ひゅ~~!

ピカソとフランソワーズ・ジロー、またはジャクリーヌ(私はジロー贔屓ではありますが…)
シューマンとクララ
マーラーとアルマ
ショパンとジョルジュサンド
ストラヴィンスキーとシャネル(こちらはちょっと違う?)
サルトルとボーヴォァール(こちらはどうかなぁ。)
岡本太郎と敏子(こちらはもはや公認ですね)

有能な芸術家にはミューズがいる
男は良き妻によって出世する

そうなんでしょうね~~
「あんた!きばりや~!」
って叱咤激励されると調子がでるものなのでしょうか(笑)

女性はどうかなぁ。

「女はちょっと不幸なくらいのほうがいい仕事をする!」
という話を聞いたことありますが・・・。

ふふふ。
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# by moriake | 2013-09-16 10:39 | 旅のこと

ハムマガ10 最終回

ハムマガ涙の最終回!!
なんで涙なん?

オペラ「ハムレット」は二日間の公演を無事終了!
予想通り残暑が厳しい土日でしたがありがたい事に沢山のお客様がお越しくださいました!
県民ホールの上階ロビーから見る横浜の海と空はキラキラと輝いておりました。
初めてオペラを観に来て下さったお客様は楽しんでいただけましたでしょうか?
キャストも合唱もダンサーも子役さんもオーケストラもすべてのスタッフが全力でそれぞれの役目を勤めました。本当に沢山の拍手をありがとうございました!(涙その1)

まずオフィーリア役としての感想は・・・
私が予想していた以上にお客様はオフィーリアの場面を期待していた!
初日組の盛田麻央さんの大成功で関係者もそれを再確認!!
「森朱美もたのむぞ~!」的な視線を痛~いほど受け
プレッシャーMAAAAAAAAX!!!!!(涙その2)

オフィーリアは1幕2幕3幕4幕と1場面ずつ登場するのですが(2幕はフィナーレもあり)
3幕までは一応まだ正気モードで意外と中間音メインのしっかりした声が求められる音楽になっています。
私の実力でこの辺をドラマの勢いに任せ歌い飛ばしてしまうと・・・4幕で玉砕!!(キャー!)
なんてことも・・・という不安がありました。ゲネプロでは限界に挑戦した感もありましたが本番は少し慎重になっていました。(涙その3)

舞台はナマモノ!
どんなに練習を重ねても本番はびっくりするような出来事が起きるものです。勿論大きな危険を伴う事故は絶対に起きないように今回も舞台スタッフが舞台の袖に潜んで見守ってくれていました。総勢何人いたのかなぁ。20人くらいいたかなぁ。とにかく照明があたってる所以外は真っ暗なんです。転び屋の私はいつも手を繋いでもらって移動しておりました。
そうそう!今回嬉しかったことその1!舞台監督(舞台上全てを仕切る責任者)のTOKUさんがリハの時にボートから降りる私をひょいっ!とお姫様抱っこしてくれた~~~!この大きな女の私をですよ!幼い頃から夢に見てたお姫様抱っこ!感動!(涙その4)
それはいいとして今回も色々ありましたが内緒で~す。
2幕で私が投げ捨てた本が縦に立った時は思わず笑いそうでしたが、それって縁起がいい!って意味不明な慰めもらいました・・・(笑)。

良くも悪くもオペラ「ハムレット」はオフィーリアが目立つように描かれておりますが、タイトルロールのハムレット様は想像を絶するセリフ(歌詞)の多さ!他の人のアリアの場面でも舞台上にいることが多い!とにかくほとんど歌ってるという大変な役です。初日の月野さんも共演した森口さんも本当に凄いと思いました。稽古中の血の滲むような苦労も隣で見ていたので終わった時は母のような気持ちで感動しました。(涙その5)

終演直後の森口&森コンビ(掲載OK頂いてます)
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舞台について・・・
今回の舞台にはお城や宮殿の広間は出てきませんでした。
いわゆる象徴的な舞台で「水に浮かぶ島」でドラマが進みます。
そこは現実世界とあの世の中間の世界で、悩める人間たちがウヨウヨしています。
不気味に光る大きな月がすべてを支配しているかのようでした。
オフィーリアは月と妖精(死神?)に操られるように死の国への小舟に乗り込みます。
演出家の佐藤さんはデンマーク王室の歴史物を現代の日本人である私達がただ真似て伝えるのではなく、普遍的なテーマを炙り出したかったのだと思います。
観る方それぞれ趣味が違いますから舞台設定については色々なご感想があると思いますがそれでいいのです。画期的な公演ほど昔から賛否両論の中で生まれています。
照明が美しかった~!

賛否両論と言えば・・・
オフィーリアの衣装でしたね。
1.2幕は・・・(涙その6)
アラフォー末期の私としては勇気のいる衣装でした。
身内には「イタくて見ていられなかった。」と言う者も若干1名おりましたが、子供たちは「ママかわいかったよ!」って言ってくれたので良しとします。1.2.3.4幕とオフィーリアが女に成長してゆく様を表現したかったということです。「オフィーリアのイメージとは違う!と思ったけど個人的には萌え!」というマニアックなつぶやきの男子もいました。汗
3幕は王妃が冒頭の婚礼で着ていた花嫁衣装をオフィーリアに無理やり着せたという義母のちょっとしたお仕着せ的アイディアも面白い。
4幕の狂乱ドレスは大抵白が定番ですが、今回は醒めるような青が肩から縦に染められた印象的なドレスでした。4幕の幕開きから水の精の化身となったオフィーリアがいました。
映画だったらCGや特殊メイクで脱皮的なエグい演出もありかも・・・
狂乱ドレスだけは演出家のこだわりで最後の最後まで修正を重ね作り上げました。
衣装さん渾身の手染めですよ!!!
ちなみにワンショルダー的な肩だしも意図的です。(中身が見えないよう細工してあります!)

あっという間に長くなってしまいました!
残念ですがこのへんで・・・

おおおおおっとーーっ!大事なことを忘れておりました!
今回のオペラ「ハムレット」フランスのグランドオペラというジャンルに属しておりまして、合唱の活躍が大変重要な作品でした!合唱が最初の場面から板付き(幕が開く前から舞台にいること)で登場し、最終幕5幕の幕切れのカットアウト(照明がパッと消えること)まで活躍する作品は珍しいです。
今回のオーケストラの規模からみたらもっともっと人数がいないと大変でしたのに少数精鋭で皆さん全力で歌い演じていました。
5幕は今回の演出ではオフィーリアは(死体)登場しませんでした。
象徴的に青いベールが飾られるだけ。
お陰で私は舞台袖で最後のシーンをゆっくり見ることが出来ました。
「誰の葬式だ?」
「お前知らないのか?!」
というハムレットとレアティーズのやりとり。
そして葬列の合唱・・・あまりに美しく切なくやるせないシーンで本当に涙がポロポロ出てきました。
お客様も涙をぬぐっていたそうです。(涙その7)
ハムレットをはじめキャストも合唱もダンサーも素晴らしい歌と芝居で心に迫るものがありました。
「ハムレットって泣けるオペラだったんだ~」って初めて思いました。
「あ~ん!オフィーリア可愛そう!」ってあたしか?!
自分の死を見て涙ポロポロ・・・ってことは幽体離脱?!
よくわからなくなってきたぞ~。
これ以上いくとまた狂乱しそうなのでこれでおしまい!

合唱団の皆様!打ち上げ楽しかったですね~!
余韻に浸る間もなく皆さんは来年の練習が始まりますね。
来年の公演もご成功お祈りしていま~す!! 
今度はドイツ語ですね!がんばってくださ~い!

終演直後女性合唱の皆さんとマエストロと森口さんと(岩村さんにもOKもらってます)
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今年の夏休みは一生忘れない!!(涙その8)


ハムマガを応援してくれて本当にありがとうございました!(涙その9)


FIN(涙その10) ・・・なんでやねん!
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# by moriake | 2013-09-02 13:03 | 歌うこと

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ソプラノ森朱美Akemi Mori Sopranoで検索ください!

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